皆さんは、老後の生活に不安はないですか。老後に安定した生活を送るにはどうする必要があるのでしょうか。まずは、代表的な老後の収入源を知ることから始めてみましょう。

老後の生活を送る上で基本となるのは、何といっても公的年金です。国民年金、厚生年金、共済年金の3種類があり、それぞれ負担水準や給付水準は異なりますが、毎月一定額の給付が保障されています。しかしながら超高齢化が進むなか、年金制度自体に対して「この先も大丈夫なのか」という不安の声が上がっているのも事実です。実際にかかる生活費に対し、公的年金だけではまかなえない可能性も十分にあります。

毎月掛金を積み立て、公的年金に加えて老後の備えをする年金制度のことをいいます。他の年金とは違い、自分の判断で資産を運用することが可能です。場合によっては、所得税や住民税などの税金の支払いを抑えることもできます。個人で掛金を負担する「個人年金」、会社が負担する「企業型年金」と2種類のタイプがあります。

土地や建物をお持ちの方は、家賃による不動産収入が期待できます。アパートやマンションを経営するといった方法が主流ですが、都心部などでは需要の高いコインパーキングを経営することによる多額の収入も期待できます。しかしながら、失敗することによるリスクも大きいのでご注意ください。そのほか、お持ちの不動産を売却して資産運用する方法などもあります。

現代の60代・70代は以前とは違い、元気に動ける方が多くいらっしゃいます。こうした背景を受け、「シニア派遣」を行う会社や団体も増加傾向にあります。生涯現役で仕事をしたい方は、登録をして働き続けるという方法もあります。