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「ガン」に負けるな!!俺の母ちゃん Vol.2

2011-07-11
こんにちは :-P  CREVAの古本(コモト)です。今回は、前回に引き続き「玉川温泉」での母の湯治について書いていきます。 さて前回、母と二人で秋田県にある玉川温泉に1週間の予定で湯治に旅立つことになったことまで、紹介致しました。愛媛から秋田までのルートは、「松山空港」→「伊丹空港」→「秋田大館空港」という飛行機乗り継ぎで行きました。私の実家は愛媛県でも最南端の愛南町ですので、移動も一日がかりです。飛行機とはいえ、快適な空の旅というわけにはいかなかった…なぜなら、その頃母の首は少しの振動で激痛が走るほど、ガンに侵されていたからです。「移動」だけでもその表情は苦痛に歪んでいました。首にはコルセットをまき、少しでも振動を和らげることができるように努めました。 早く到着してくれ~と思いましたね。  私自身、東北地方には初めて訪れましたが、秋田の大館空港に到着してからタクシー移動で更に2時間ほど山奥に入っていく途中、玉川温泉に到着するまで1件のコンビニもありませんでした。一言で言うとすごい「田舎」でした。山々は針葉樹で埋め尽くされ、四国の山々の風景と全然違った風景でした。  こんな山奥に本当に噂の玉川温泉があるのか?と不安に思いましたが…ありました。緑の山肌が、そこだけざっくりとえぐられたように白くなり所々から噴煙のようなものが立ちあがっている光景、まるで「恐山」のような場所に玉川温泉はありました。硫黄の強烈なにおいが鼻をさすように刺激しました。いたる所に「クマ出没注意」の立て看板があるくらいの山奥です。(実際クマもでました)  宿泊所は「新玉川温泉」です。玉川温泉とは数百メートル離れた位置にありますが、玉川温泉宿泊所よりは幾分綺麗な宿泊所ですので、今回は新玉川温泉にしました。チェックインをすませ、早速 近隣を散策することになりました。  ブナが生い茂る遊歩道を通り、玉川温泉に向かいます。遊歩道では、たくさんの人たちにすれ違います。皆、湯治目的であり、その8割が「ガン患者」だと言われています。しかし、その表情は皆晴れやかでかつ穏やかなのです。全ての人が、母と私に声をかけてくれるのです。「どこから来たの?」「首はムチ打ち?」など気さくに話しかけてくれるのです。 正直もっと暗い雰囲気だと思っていました。皆がうつむき加減な状況を想像していたので、びっくりしたのを覚えています。本当に皆気さくなのです。  15分くらい歩くと、目当ての「玉川温泉」に到着しました。そこには、奇妙な格好の人々がたくさんいました。人々はみな、ゴザを抱え布団やタオルケットを持ちラフな格好で行き交っています。その人々が、温泉が噴き出す川のサイドで噴煙あがる岩がむき出しの山肌で寝そべっていたり、座っていたり、本当に異様な光景なのです。 お目当ては「北投石による岩盤浴」なのです。   さて、玉川温泉と聞いて皆様は、温泉に入浴しての湯治を想像したことでしょう。実はメインは岩盤浴なのです。しかも火山による地熱を利用した天然の岩盤浴です。加えて、微量の放射線が北投石という石からでている岩盤浴なのです。   玉川に来る人々の中には、放射能測定器を持参している方がいます。周辺の放射線量を測定し、ここだというところに寝そべります。  つまり、玉川温泉での岩盤浴は、「大自然の天然放射線治療」ができるのです。地熱は、50℃~70℃近くあったと思います。地肌で寝そべると火傷する温度なので、ゴザを敷いてその上に寝転びます。さらにタオルケットで身を被い発汗させます。特に身体のなかでガンがある部位を地面におしつけて、岩盤浴をします。これを朝晩行います。  母も早速試します。当時の母は、寝起きを一人でできない状態だったため、常に私が身体を支え、ゴザのうえに寝かせ、また起きる時も首を支えながら起こすといった具合でした。母親の介添えは、普通に思うとちょっと照れ臭いですが、当時の私はそのようなことお構いなしで本当に必死だったと思います。 初めてで要領も分からない状態なのですが、なんと玉川先輩の方々が、どうしたらいいか丁寧に教えてくれるのです。私たちに教えてくださったのは、80歳のご婦人でした。玉川経験十数年というご婦人でした。彼女は、若くして脳腫瘍を患ったのですが、玉川温泉に来るようになって、腫瘍が小さくなったというのです!! 当初、卵ほどあった腫瘍が今では、5円玉の大きさまで小さくなったのだと言います。「信じて治療しなさい。絶対に良くなるから!!」と何回も母を励ましてくれていました。母は、ご婦人の話を聞きながら、泣いていました。「私もそうなりたい…」と…。ご婦人は、今までご自身が見てきた玉川温泉の奇跡を母に教えてくれました。医者に見放されてしまった方が、ここの湯治でどれほど良くなったのかたくさん教えてくれました。実際、そういった方が、たくさんいて、母はそういった奇跡を体験した方々とどんどん仲良くなっていったのです。今では、文通やお互いの産地名産を送りあったりしているのですよ。  私は、思いました。実際、湯治の効果は医学的には説明できないかもしれませんが、ガンと闘う仲間たちとの対話が、自分もガンと闘うという勇気を与えてくれるのかも知れないと…「病は気から!!」のものすごいパワーを感じました。ガンが治ると言えばそれは、間違いかもしれませんが、そもそもガンに立ち向かう勇気や気構えを同じガン患者同士が高めあうことができる最高の場であると思います。  結局、母は今日現在までに合計3度 玉川温泉に行きました。 なんと、現在では首も自由に動かせ、味覚も戻り、血液の腫瘍マーカーの数値が限りなく0になったのです。 もちろん科学的根拠のある抗がん剤も服用していますので、何がガンに対して効果的だったのかはわかりません。 実は、本日 母は松山の県立中央病院でPET-CTを受けています。PET-CTとは、身体の中のごく小さながんを発見できるすぐれた技術です。昨年この検査で首・肋骨・股関節への転移が発見されたのです。 今、このブログを書いている最中に検査中です。結果は明日わかります。明日は私も病院に行き、結果を聞いてきます。 皆様に嬉しい報告ができればいいなぁと思っています。頑張ります!! 玉川温泉についての関連サイト http://www.tamagawa-onsen.jp/ http://www.tim.hi-ho.ne.jp/uukako/tamagawa.htm

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